中野区議会自由民主党議員団

総括質疑:令和04年第1回定例会

令和04年第1回定例会総括質問抜粋

開催日:令和04年02月24日(木)

質疑項目

  1. 許されざる雑な財政計画

許されざる雑な財政計画

問:
新型コロナにより経済は悪化したが、コロナ対応の約77兆円の補正予算により生活の下支えが行われ、令和2年度の国の税収は過去最高を記録した。新型コロナ終息後、これほどの財政出動はないと考えるが、現在の社会情勢及び国の財政について見解は。
答:
景気は上向き状況だが、新型コロナ拡大による下振れリスクもあり、楽観視できる状況にはないと考える。
問:
コロナ禍前の経済状況に戻ると想定すると、区の予想に反し令和5年以降は税収減となる。会派の試算では毎年約30億円が不足すると考えられるがどうか。
答:
国の試算を踏まえ予測しているが、今後の経済状況等により、予測より伸びが鈍化、下降する可能性もある。
問:
何度も言ってきたが区の想定は甘く、歳入見込みは年間約30億円不足し、令和4年度からの新規事業等によって経常経費が約19億円増額し、合わせて年間約50億円の見込み差がある。1校平均52億円である小中学校の建て替え費用に相当し、毎年1校建て替えの計画が遂行できるか疑問である。令和4年度は新規事業等を行うのでなく、基金(貯金)を貯め込むべきだったが、中長期的な戦略をどう考えるか。
答:
新規・拡充事業は新型コロナとの闘いを乗り越え、未来につなげる予算であり、必要な事業である。後年度負担も踏まえながら、基金の残高確保にも努めた。