中野区議会自由民主党議員団

総括質疑:令和05年第1回定例会

令和05年第1回定例会総括質問抜粋

開催日:令和05年02月21日(火曜日)

質疑項目

  1. 令和5年度予算
  2. 中野四季の森公園のレイアウトチェンジ
  3. 大規模建築物の公共貢献場
  4. 浸水予測モデルの利活用
  5. 「(仮称)行ってはいけない科学館」の創設

令和5年度予算

問:
令和5年度の経常経費のひとつである一般事業費245億円は、令和4年度時点の想定より31億円増加している。「ビルド・アンド・スクラップを徹底し、既存の経常経費を抑制していく」との当時の答弁はどう反映されたのか。
答:
スクラップや見直し等により、約5千万円を削減した。

中野四季の森公園のレイアウトチェンジ

日陰の時間が長い芝生広場
問:
イベント広場と芝生広場の入替えを提案する。北側イベント広場の利用ルールは。
答:
専ら酒類の販売を目的とするイベント、音楽ステージ等音の発生するイベント等の利用不可を条件としている。
問:
南側芝生広場は、利用できない養生期間が長い。芝生育成管理の課題認識は。
答:
日陰の時間が長い、地下水位が高い、くぼ地状であることから水はけが悪く成長が鈍い。利用者が多く傷みもあり、養生期間を必要とする。
問:
イベント広場と芝生広場の位置変更で騒音・芝生育成の問題解決をすべきである。変更する場合の課題は。
答:
変更する場合には、借用している財務省用地の無償使用解消や公園整備に活用した補助金返還の可能性がある。また、周辺の学校や住民と再度調整する必要も生じる。
問:
中野四季の森公園を取り巻く環境は大きく変わっていく。条件はあると思うが、耐用年数等の問題がなくなった後に、パークPFIの活用も含めレイアウト変更は可能か。
答:
老朽化等に対する改修の際は、状況に応じて整備する。

大規模建築物の公共貢献

問:
他区では大規模建築物に対し、子ども施設や福祉施設の整備等の公共貢献を条件として容積率を緩和する制度がある。区が戦略を持たないまま、まちづくりが進むのはもったいない。民間企業にも公共貢献を求めていくべきでは。
答:
都市再開発諸制度や様々な都市基盤整備手法を活用し、事業者等との合意形成を図る中で、地区の公共性を高めるまちづくりを推進している。

浸水予測モデルの利活用

問:
雨雲レーダーの降雨予測を活用し、20分先の河川氾濫(はんらん)、道路浸水状況を通知するリアルタイム予測システム「SーuiPS」が早稲田大学の関根正人教授らにより開発された。区は、テストメンバー参加の打診を受けるべきでは。
答:
テスト配信を受け、今後の活用について研究していく。

「(仮称)行ってはいけない科学館」の創設

問:
中野区子どもの権利に関する条例に、「失敗をしてもやり直せること。そのために必要な環境が整えられること。」と明記されている。子どもたちが「やってはいけない」ことを疑似体験できる、例えば電子レンジで卵を温めたら爆発する、水の流れが強い川で足下をすくわれる等の失敗体験ができる施設を産業振興センターに設置しては。
答:
施設仕様や規模から科学館等としての利用は難しいが、施設のコンセプトや具体的機能の検討に当たり、実体験というキーワードも参考にする。