一般質問:平成29年第4回定例会
加藤 たくま 議員平成29年第4回定例会一般質問抜粋
開催日:平成29年11月29日(水曜日)
民泊による生活環境悪化の防止とグローバル推進の両立を
質問
区が抱える民泊のクレームは「時間、場所関係なしの騒音」「無秩序なゴミ捨て」「外国人が増える漠然とした不安」の3つである。調査によると中野の民泊利用者の宿泊日数は4泊以上が56%であり、一つの宿に泊まる宿泊数が全国平均で2・5泊であることから、中野の民泊は全国平均とは異なる。中野の民泊には、東京での長期滞在やベースキャンプといったニーズがある。杉並区は「家主居住型」と「家主不在型」でルールを分ける方針だが、中野区でも国際交流の拠点となる「家主居住型」に対して寛容なルールにしてはどうか。
回答
回答者:区長
家主不在型」に比べ近隣トラブルの発生が少なく、区民と外国人旅行者との国際交流が図られるなど、区が目指すべきグローバル化などの施策に資する面があるが、住居専用地域で平日に実施する場合には、良好な住環境を確保するために必要な地域の理解やルールの順守など、一定の条件下での実施が必要である。
地域情報の効果的な発信方法を検討せよ
質問
「マチマチ」というローカルSNSが注目を浴びている。住所の町名と何丁目までを登録し、地域イベント、保育所、介護・医療、防災など、サイト利用者が欲しい情報を選択することで、地域の方々と情報共有することができる。アメリカではネクストドアというローカルSNSがあり、人口の半分程度が登録しているとされるが、中野区でもローカルSNSの利活用により、更なる情報発信を行うとともに、地域コミュニティの力を高める支援を行ってはどうか。
回答
回答者:区長
地域を限定した新たなSNSは、区の事業や地域での活動などのきめ細かい情報提供ができるものであり、また実名登録であることから、信頼度の高い情報の交換が可能となるなど、地域におけるコミュニティの活性化にも大きく寄与する可能性がある。採用については検討していきたい。